久しぶりに おもしろい と読み始めから思ったこの本。
TVなどで前々から気になっていた 福岡伸一という生物学の大学教授著。
遺伝子の本体であるDNAがA C G Tというわずか 4種類で構成されている。
わずか4種類で 20種類の文字構成のたんぱく質に対応するのに、
2つではなく3つで対応すれば、4x4x4=64もの順列組み合わせ
となるので対応が可能となる。自然界はだからこの対応をしていること。
菌に対してウィルスが限りなく、物質(無生物)に近い存在であり
無呼吸、栄養不摂取、代謝もしないが、生命体である証拠に、自己増殖を
するという。
第2章 アンサング・ヒーロー(縁の下の力持ち、本来評価されるべき
存在)
第3章 フォー・レター・ワード(通常は、公に使ってはならないと
される言葉を指すが、ここでは、遺伝子を指す)
第4章 シャルガフのパズル
などなど、理系ではない私でも、次々に展開する話に、心踊らされてしまう。