半世紀ぶりだった、
それは。
懐かしき全寮制の高校時代の。
後輩たちと僕の人生が本日、また交わったのだった。
東京時代に僕の紹介でつながった会社に縁あって20年余も勤務した、
と突然、FBからのメッセージが来た。
僕もいくばくかの喜ばれることをしたことがあったんだ、と。
あはれ、といふものを感じた。
最初は単なるバイトだったのが、正社員として採用されたのは、
きっと、ご本人が評価されるだけの働きをなさったからだ。
紹介した自分としては遅まきながら、嬉しい知らせだった。
今頃知ったのだが、母校の精神的支柱であったY師のお嬢様だったのだ。
ああ、道理で、と納得した。彼女と同期の後輩二人にも報告がてら連絡した。
これでまた、1人、会ってみたい人物が東京に出現した。
そして、写真の英文の主である。K嬢は持ち前の小鳥がさえずるような声で
この英文”Spring" を Spring has come. Childhood, youth,....と。
僕も出場した英文暗唱大会で歌った。出典を知りたく今まで、本人を探し求めた。
残念ながらその英文の掲載された本自体が行方不明だと判明した。もう原稿すら
ない、と言われ、早速ファックスした。できれば、今も変わらぬ声の持ち主に、
録音したCDが欲しい、とお願いしてしまった。
奇しくも、今日という日に、二人の素晴らしき後輩と再会することができた。
What a wonderful world! 生きていれば こんな素晴らしい日にまで出会える。