載っていた。
まちたび にしのみや2016 33ページ
屋号 ヤマヨ 新居商店
今は 甥っ子が四代目をやってくれている。
店の前で、父はよく 顧客と相撲をとっていた。
値段を負けるかどうかを賭けて。
昼になっても家に帰ってこない父を
呼びに行くのはいつも おとんぼ(末っ子)の僕だった。
父は店先で仲間と将棋の勝負をしているのだった。
そのとばっちりで、将棋などするもんは、と僕は
とうとうさせてもらえなかった。
15以上年上の兄は、長女の旦那の家に居座って
いまだに勝負している。(姉はまた来とると
角を出しっぱなし、、、)