マイクロファイナンスというか、クラウドファンディングの話。
その元祖というか、キックスターターズというのがあるよね。
商品企画で、商品化されたらいいね、と思うのがあると、
プレッジといって、1口から、僕も乗ります、と、何ドルか
出しますと手をあげる。相手は、口数に応じて、Reward
という名のインセンティブを示す。完成したら、ただで、あるいは
これこれの格安価格で、提供すると約束してくれる。
期限が来て、目標金額達成が公表される。達成してなければ、
無かったことになる。手をあげた金額は勿論、まだ決済されてない
ので、1円も損をしない。また、目標額をはるかにこえた金額でも、
そのまま、企画した側が手にすることになる。10倍とか100倍
とか。
で、肝心なのは、ここから。
僕は、いままで、てっきり、期限の後に、商品が無事完成してから、
手をあげた口数相当の金額が、僕のクレジットカードから、引き落とされる
と勘違いしていた。
それはないでしょう、と昨日、僕が尊敬するAさんから伺った。
だって、起業者は、商品化するために、その資金が必要だから、期限が来て
目標金額が達成され次第、その資金を手に入れる必要がある。
なので、手をあげた僕は、まだ、商品ができるかどうかわからない
時点で、お金を払うことになることになるのだ。
聞けば、何件か、実は、払ったのに、いまだにrewardで約束された
現品が送られてこない、と、訴訟問題になっているというのだ。
1口が、数ドルとか数十ドルとかの少額なので、1人1人の被害額
はしれているにしてもだ。
結論をいえば、これはもう、その夢に賛同して、別に、商品化が
できなくても、許す、という、いわゆるシリコンバレーの「エンジェル」
のつもりで、返さなくてもいいから、という覚悟をしなさい、ということ
だな。
目標達成額が10倍とか100倍とかあっても、しっかり、達成時に
20%だったかの高率の手数料をとる、キックスターターズは、その後の
このようなトラブルには一切関与しないとしっかり、免責をうたっている
ようだが、このあたりは実際は、どうなんだろう?