人権を認めないなんて、絶対だめ、例外なし、だなんて、僕は言えない。
人間以外の権利はどうだろう?
農作物で生計をたてている人が、商品価値を下げてしまう虫を除去する
これは仕方ないかな。でも、
鑑賞用に、きたない、邪魔だ、きもちわるい、というだけで
虫のイノチを躊躇なく殺すのはどうだろう?
そんな無益な殺生はだめだ、なんて偉そうに言うつもりはない。
ただ、僕は、やめておこう。
というか、今朝も。
わがビオトープ(小庭)のもみじ(楓?)の木に手を触れた
あ痛っ!見ると黄緑色の毛虫たちが沢山、幹をはいのぼっていた。
小さな虫だが、触っただけで皮膚がはれあがる。
でもさ、彼らも夏になって必死に生きている。
刺すのは触れられて危険を感じたからだ。
だからって、殺す権利は僕にはないと思う。
ごめんね、と言うみたいに、その子は首を何度か振っていた。