うちのゴンは好奇心の塊だ。
野良歴2年以上の母親ゆき と違い、生後まもなく、家の中
モードとなった彼は恐れを知らない。
Curiosity killed the cat. もなんのそのだ。
読書感想文が苦手なお子様に一つ、秘訣を進呈しよう。
1)表紙を眺めて、話はどのように進展して、最後は
どうなるのか?を考えて、それを書き留める。
2)中身を読みながら、おもしろい、と思った箇所だけを
別々に、A5の半分くらいの紙に書き写す。
3)最後は、1)で想像した通りだったか、あるいは、
違っていれば、その違いを、やはり2)の紙に書く。
4)1)~3)までの紙をすべて読み返す。
5)読みながら、浮かんできた自分の意見を、紙に書いて
対象となった紙と同じところに置く。
6)トランプゲームのように、関連するものをそれぞれの
島に集める。
7)それぞれの島を章として、タイトルを紙に書いて置く。
8)章を順に並べる。
9)順に章となった紙を見ながら、感想文にまとめる。
この方法は、実はフィンランドメソッドと呼ばれている
勉強法+京大式カードを使ったKJ法(川喜多二郎提唱)
から思いついたものだ。
さらに、もう一つ。なにも頭に浮かばないで困った時の
必殺技がある。これはミクシー(フィンランド語で
「何故?」)。
例えば、紙のど真ん中に「母親」と書いて丸で囲む。
母親から頭に浮かぶことを、そこから傍線を引いた先に
書き〇で囲む。同じことを繰り返す。
「きらい」・「好き」・「美しい」・「太い」など。
今度は傍線の先に書かれた言葉から浮かぶ言葉を、そこから
傍線を引いた先に書く。
例えば、「よく叱る」・「おこずかいをくれる」・「特に目」
3段とか4段になった時点で、最も気になる〇のところを
4つほど選ぶ。
それらに基づいて、文を展開する。
事務所で中学生4人限定でやっているe-LaboのThinking Time
にこれらを紹介して、実体験してもらって、自分で使える
ようにできればと思っている。
私はこのおかげで、小論文も卒論もすべて難なくこなせて、
良い評価をゲットできた。アメリカでも通用したので、
自信をもって伝授するつもりだ。