単行本 1,543円(税込) 文庫本 702円 です。
英国のあるピアニストが保護したスズメとの12年にわたる
同居生活が描かれている。訳者は 梨木果歩。
訳者によると、このスズメは日本のスズメ(ツリースパロー)
と違い、ハウススズメという。
生まれつきだろう、足と羽のハンディで、そのまま
放置したら明らかに、死を迎えるこの子スズメは、
彼女を母親と信じて暮らす。こんな小さな動物なのに、
甘えつづけ、彼女のあとを追い続け、同じベッドで眠った。
小鳥がこんなにも長い間、生き続けたことだけでも驚きだが、
それ以上に、不自由な体で精一杯、見る人たちを慰め、笑わす
所作をした。
今、FBつながりでもある、ある女性の愛犬が、闘病中だ。
どうか、その子が彼女の思いに答えて、再び、元気に
暮らせるようになれるように強く祈りたい。