翻訳家Spenserの語る英語や人やものとの出会いがしらの

                                       日常の人やものとの遭遇を綴る。英語・PC・リサイクルショップめぐりが生きがい!

英語とPCを追いかけて半世紀。日英翻訳&通訳をしています。

映画「オデッセイ」の原作

原題 the martian  邦題 火星の人 上下巻を

一気読みした。

映画も観たが、さすがに、原作はさらに

内容が濃かった。こまかいデータが記述され、

火星で一人生き残るための計算を次々にやる。

 足りない食料を土つくりから初めて実現する。

水もつくり、遠くの目的基地まで移動するための

消費電力の確保方法、所要時間、リスク、熱源、

あらゆることを独りでやってのけるプロセスが

たまらなくおもしろい。

 こういう状況になると、えーっと、それは習って

いないから、とか、それは苦手だから、という

言い訳は通用しない。死に直結するからだ。

 彼の専門的知識と訓練は勿論、専門外のことも、

いまある材料でなんとかしてしまう。

 自分なら、たぶん、というか明らかに絶望して

あきらめてしまう絶体絶命の状況なのにだ。

 こういう極限の運命にさらされるようなことは

現実にはないのだが、数々の困難を、ある時は

即興で乗り越えて、果たして、無事、地球に戻れる

のか、はらはらしどうしの時間だった。